省エネの副産物

 電気を消費すると様々なエネルギーに変換されます。
 電気エネルギーは光エネルギー(照明・テレビなど)・運動エネルギー(掃除機・ミシンなど)・音エネルギー(ラジオなど)・熱エネルギー(トースター・アイロンなど)に代わります。
 しかし、本来は必要のないエネルギーに置き換わることも多く、例えば掃除機などは一部のエネルギーが音エネルギーに置き換わりモーター音を唸らせています。

 その中で最も無駄に発せられているエネルギーはダントツで熱エネルギーです。熱エネルギーはPCやACアダプタ、白熱電球などはその代表格なのではないでしょうか。それ以外にも蛍光灯や扇風機、ゲーム機など全ての電気製品で熱エネルギーが発せられています。
 最近の省エネ電気製品はその無駄な熱をなるべく排除するように作られていますが、変換効率が100%にならない限りなくなることはありません。
 また、本来の役割を果たしている光・運動・音の各エネルギーは最終的に熱エネルギーに置き換わります。ですので、エネルギーが室内で留まるのであれば、室内で消費される電気エネルギー(消費電力)=熱エネルギーとなります。

 ところで、この熱エネルギーは冷房にとっては余計な仕事をさせる原因となってしまいます。どのくらい余計なのかはエアコンの能力や熱源の発生時期によって変わりますので、一概には言えませんが単純な例を挙げますと、COP5.0のエアコンで3000円/月、その部屋の(エアコンを除く)電気代が4000円/月だとすると、800円/月が電気製品による熱エネルギーの分となります。しかし、その部屋の電気代を3000円/月に省エネしたとすると、電気製品による熱エネルギー分の電気代は600円/月となり、エアコンの電気代も差額の200円/月分が減った2800円/月となります。つまり、省エネでその部屋の電気代1000円/月を減らせるだけでなく、エアコンの分を含めて合計1200円/月を減らすことが出来ます。これは嬉しい誤算になるのではないでしょうか。

 但し、これは夏場のことです。冬場になると、熱源(電気の消費=熱エネルギーの発生)が減ってしまうと暖房に必要なエネルギー(消費電力、灯油・ガスの使用量)は増えますので、この場合は副産物ではなく副作用になってしまいますが、エアコンの消費電力増<省エネによる消費電力減ですし、熱を逃がすことよりも熱を閉じこめる方が容易いです。

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このページは、sakumaが2012年7月30日 17:34に書いたブログ記事です。

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